2017-07-28(Fri)

絵カードを使ったコミュニケーションに挑戦

今年の5月(あおい2歳10か月)に、療育園で心理発達をみていただいている先生から、「カード」を使って何かを選ぶ方法について、教えていただく機会がありました。

実物とカードの例0727② - コピー

↑オモチャを撮影した写真がカードになっていて、“2枚あるオモチャのカードの中から、遊びたい方のオモチャのカードを選ぶ…“という練習にはじめてトライしました。(※写真のものは家でつくったカード)


娘の反応は極めて薄く、カードには手を伸ばさず、実物だと手を伸ばす…という様子で、「あおいにはかなり高度なのかなあ。」と思い、家で試すのに二の足を踏んでいたのですが……



最近、このカードを使ったコミュニケーションについて、詳しく書かれたブログを拝見する機会があり、改めて、トライしてみたいと思うようになりました。


主婦さんのブログ

(主婦さんのブログに、絵カード(PECS)を使ってのコミュニケーション方法について……その意義、カードの作成方法、実践方法、段階的にレベルアップしていく方法……などなど、ものすごく詳しく書かれていました。

実際の作り方やトライ方法など、かなり私オリジナルになってしまったところもあるのですが、こちらで色々読ませていただいたおかげで、具体的なビジョンがはじめてみえました。)



また、いつもあおいの療育面全般についてご相談させていただいている、訪問リハビリの先生にも色々お伺いしつつ、今月から少しずつカードの作成にとりかかりました。



【絵カードをつくってみる】

今回、私がつくったのは、絵カードというよりも、写真カードです。

療育園でみせていただいたカードは定期券大でしたが、あおいは視力もよくないので、もっと大きく印刷することに…。



まずはカードにしたいものとして、あおいがよく好んで選択するオモチャを色々撮影するところからスタート。

どうせあとから加工することにはなると思いつつ、分かりやすくモノ単体が写るように、壁をバックにしたりしながら、余計な背景が写りこまないようにしました。

カード撮影0727 - コピー


次に、その画像を、パソコンに取り込みます。

ここからは、画像を編集するソフトで“モノ”だけを切り取って印刷するようにしたり、ラベルカードを印刷できる無料ソフトを使ったり……
色々方法があるようなのですが、何をやっても不器用、パソコンスキルも高いといえない私は、随分とめんどくさいアナログな方法をとってしまいました(笑)


絵カード手順0727

①写真用紙に印刷→②白い切った画用紙を用意しておいて→③物体部分を切り取って貼り付け(必要なら文字も)→④ラミネーター用紙に挟んでカット



※最初は…以前、パパが「あおいの顔を大きく印刷したい」と買っていながら、全然使っていなかった、A4の写真用紙に、パワーポイントを使って画像を載せてから印刷していたのですが、途中、面倒になって、L版の写真用紙に印刷するようになりました。


リハビリの先生からは、

●カードには厚みがあった方がいいこと
●背景は白バックにした方がいいこと
●一生懸命つくっても、子供は大人の意図に沿わないことも多いので、まずは、あまり手をかけずにつくるとよいこと

などを伺いました。


ラミネート加工する方法もはじめて知ったのですが、100均でラミネーター機がなくても使えるラミネート紙があったので、買って使ってみました。

文字はなんとなく加えてしまったけれど、あおいの場合、なくてもよかったかな、と思っています。





【色々なカードをつくり、それを分類する】

私が大変な悪ノリしてしまったところなのですが、まだカードを使った初歩の練習を十分に試していない段階から、「こういうのもカードにできないかしら」「こういうのも意思疎通できないかしら」と、色んなカードをつくってしまいました(笑)


リハビリの先生からは、「とりあえずカードをカテゴリ別に分類して、試せるものを試していけばいい」というように暖かいお言葉をいただき、つくったものを分類することに。


●まず最初につくったのは、オモチャのカード。↓

玩具に関するカード0727 - コピー


●あとから追加で作成した、絵本のカード。↓

絵本に関するカード0727 - コピー

●おうたえほんも何冊かもっていてあおいが大好きなので…。↓

お歌絵本のカード0727 - コピー


●生活に関連するカード。“選んで実物がでてくる”という法則に当てはまらない、理解するのがかなり難しそうなものをつくってしまいました。写真の撮り方もイマイチなような…↓


生活に関するカード0727 - コピー


●運動に関連するカード。あおいが好きなものではあるのですが、これも難易度が高そう。あと、本人が写りこんで遊んでいる写真の方が分かりやすいのかも…とあとから思いました。

運動に関するカード0727 - コピー


● “人”に関連するカード↓

人物のカード0727 - コピー

「こういうのをつくるのもアリ」と、先生がご助言くださったカードで、訪問看護師さんたちの写真も撮らせてもらいました。


●実物のあるものではないので、初歩の練習には向かなさそうですが、あおいの好きなもの、ではある「テレビ番組」のカード。↓

テレビ番組のカード0727 - コピー


●最後に…「はい」「いいえ」をどうにかして、あおいが表現できないか、ついつい考えてしまい、つくってしまった…〇×のカード。

はいいいえのカード0727 - コピー



大方のカードが出番知らずですが、とりあえず、私が管理しやすいように、カテゴリ分けしたカードに簡単な表紙をつけて、(無料のクリップアートをパワーポイントに貼り付けて印刷しただけ)単語カードのように、リングでまとめてしまいました。

絵カードの整理0727 - コピー








【カードにチャレンジしてみて…】

「気負いせず、つくったカードを、どんどん試していく」

「一番最初の課題は、(好きなものがうつった)絵カードを相手に渡すと欲しいものが手に入ると認識させること」


が、まず目標になり、今月は体調を崩してしまったときもあって、途中かなりお休みしましたが、少しずつチャレンジしてみました。


最初にカードをあおいの前に出したときは、じーっとみるけれどひたすら無反応でした(手を伸ばさない)。


パパのいるときなどに手伝ってもらいつつ、カード(好きなオモチャがうつったもの)を無理やり掴ませて、私に渡すように誘導してもらう→私が実物のオモチャを渡す…という動作を繰り返していました。

(そして、私1人のときには、カードを娘にみせて、それに手を伸ばすと、オモチャを出す…というようなこともしていました。)


そのうち、カードを傍に置くと、それに手を伸ばすような反応もでてきたので、
「本来は1人でカードを渡せるようになるといいみたいだけれど、あおいの場合、手の機能も制限があるし、これでカードの認知ができたんじゃないかな。」などと勝手に次の段階へ進むことに。




その次の段階は、本来なら、「離れたところから、カードを持ってきてもらう」というものらしいのですが、これは自力で背這いしかできない娘にとっては困難なので、
せっかちな私の性格もあって、「園でやったような2つのものから選ぶ」ということに、さっそくチャレンジしてみることにしました。




しかし、ここで大きくつまずいてしまいました。


2枚のカードを出すと、「両方選ばない」か、もしくはなぜか、「両方掴もうと両手を伸ばす」という反応に。

カードの2択0727 - コピー


思ったような反応が得られないことについて、リハビリの先生や心理の先生に相談してみたところ……


●最初の段階の練習が足りないのかもしれない(カード=好きなものがもらえる、の認知が足りないまま、カードを渡すように促していた可能性大)ので、その部分を繰り返して練習する

●もしくは、とにかく、カードと実物を一緒に並べて出して、選んでもらうという動作をひたすら繰り返す

● “好きなもの”と“明らかに嫌いなもの”を並べてみて、“嫌いなもの”の方を小さく印刷して、“好きなもの”を取りやすくする状況をつくってみる。

●実物にカードを付けて並べるが、そこにわざと違うカードを置いたりして、絵合わせのようにできるか試してみる



……などのアドバイスをいただき、地道に少しずつ続けていくことに。


小さい歯みがきのカード0727 - コピー

↑嫌いなものの方を小さくするという方法はポピュラーなようですが、あまり嫌いなものが思いつかず、”歯みがき”のカードをつくってみましたが、かなり分かりにくそう…。あとから”あまり好きじゃないと思われる絵本”に変更してみました。



また最初は、“オモチャ”のカードのみで試していましたが、そもそもこれがあおいの一番認知しやすい、好きなものなのか…



「あおいちゃんは絵本が大好きで、オモチャより絵本の認知が高そうなので、絵本から試してみては。」というご意見もいただき、絵本カードの方をたくさんつくって、試してみることにしました。



すると、確かに絵本カード(おうたえほんも含む)の方の反応がよく、絵本カードだと、“好きな絵本”と“あまり好きでない絵本”の中から1つのものを選ぶ動作がみられたり、またカードを出すと本棚の方に目をむける…などの反応がみられました。


絵本を選ぶ0727 - コピー



以前、「(あおいと同じ)痙性まひの子供は視覚や空間認識力に障害のある人が多い。」という情報も目にしたことがあるので、平面(絵本の表紙)から平面(写真)の方が認識しやすくて、立体のものが写真になってると分かりにくいのかな……などと色々考えてもしまい、今度眼科や療育の先生にも相談してみたいと思いました。




メガネと絵カード0727 - コピー

↑せっかく最近メガネもできたので、カードをよくみてくれるかな…と思っていましたが、このあとメガネは思いっきりとられてしまいました。なかなか思ったようにはいきません(笑)



********

絵カードへの挑戦……なかなか険しそうな道のりですが、リハビリの先生も、「コミュニケーション方法を、なにかコレとひとつの方向性を決めず、いろんな方法を試すと良い。」と仰ってくださっていて、長い目で様子をみたいと思っています。


前回記事に書いた、手を使った遊びに関しても、小さな小さな芽がでてくるまで、かなりの時間がかかりました。根をつめず、できるときに少しずつトライしたいところです。


上手くいかなければそれもそれで一つの結果……時間を置いてしまうと思いますが、また経過を書くことができればと思っています。




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コメント

絵カードを使ったコミュニケーションに挑戦

良かったね

ちー姉さんへ☆

ありがとうございます☆
気負いせず楽しみながらトライしていきたいです!

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No title

医ケア当事者のハタチ男子です(o´∀`)b
自閉症やその他の障害とPECSとかも独学してます。すごいたくさん作りましたね!

http://ameblo.jp/aaaddd-miitotaku
僕のブログです!ぜひ遊びに来て下さいね(*^o^*)

No title

メッセージお送りくださってありがとうございました☆
御礼申し上げます。

Re: No title

はじめまして。コメントありがとうございます。
そうなんです、色々試行錯誤するまえにカードをたくさん作りすぎてしまいました(笑)

ブログにお邪魔させていただきました。
たくさんPECSの見本のお写真がありますね!
具体物だったり、かなりカードに厚みをつけられたりされているものなのですね。

私も今カードに発泡スチロールの板を貼り付けたり、試しています。
色々参考にさせてください☆


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Author:マカロニ
原因不明の脳性麻痺の娘・あおいについて綴るブログです。喉頭気管分離オペ・胃ろうオペを受けています。

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