2017-03-06(Mon)

出産直前~直後のこと

娘のあおいは37週6日に、経腟分娩で、2504gで誕生しました。

出生直後から、全身硬直・呼吸困難・重度の嚥下障害があり、直ぐにNICUのある最寄りの総合病院に搬送されました。(母体はそのまま産院に。)

アプガースコアは、1分値6点、5分後8点…と、軽度の新生児仮死は認めるものの、正常分娩である、とのこと。

搬送先のNICUでは、
「出生直前・直後の出来事は障害と関係がなさそうである。」といわれ、
のちにお世話になった専門病院でも、
「出生前後ではなく、妊娠中のどこかに低酸素状態があったのでは…。」といわれています。

私は、産んだ直後、あおいの運ばれた病院に一緒に搬送していただけず、産院でひとり体力回復させてもらっていたのですが、真っ先にしたことは、ノートに出産の経過をメモすることでした。“あとから何か訊きたいことや問題が出るとなんだから記憶が鮮明なうちに、書いておこう”。

以下がその記録になります。


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37週4日21:30 破水 (横になっていたシーツがぐっしょり濡れるほど)

22:30 産院到着 子宮口2cmとのこと 微弱陣痛のため様子見

37週5日 10:00 微弱陣痛のままのため、1hおきに促進剤を経口摂取する

14:00 促進剤5錠目に入っても微弱のまま。ほかに出産の近い人がこられて、陣痛室から入院室に異動 仰向けになると腹部が痛み、座位であぐらをかく ここで大量出血

16:00 出血もあったので、経過観察のため陣痛室に戻る NSTつける(胎児の心拍はかるノンストレステストの機械のこと)

23:00 出血続く。不安なので、帝王切開にしなくていいのかなど色々きく 。
    ここではじめて先生がきて、「翌日から点滴の促進剤を使う」という話になる。
    翌朝までNST2~3回とる
    ブドウ糖と子宮弛緩剤の点滴が投与される。

37週6日 8:00子宮口4cm 子宮口やわらかくなってきたとのこと。
助産師さんの内診の際、「赤ちゃんの頭ではない、なにか分からない感覚がある。」といわれる。もう一人助産師さんが来るが、同じような反応。「先生に確認します。」といわれるが、そのあと先生来られず。「あれはどういうことですか?」ときくと、「多分手だから大丈夫。」といわれる。


10:00 促進剤点滴にて投与。

12:00 10分間隔の陣痛。

13:30 痛みがかなり強くなるが、陣痛感覚が不規則なので様子見。

14:00 痛みが強いので、立っていきみを逃したいので、NST外してよいかきいて、とる

14:30 痛みが1分間隔になり、ナースコールする。助産師さんがきて触診、もうすぐ生まれるからLDRに入るようにいわれる。「いきんどいてください。」といわれ、数分一人でいきむ。助産師さんが戻ってきて、会陰切開する。その後、突然助産師さんが3人ほど来る。(心音が乱れた?)その後10回くらい?のいきみで生まれる。

15:00 出産 産声がない。

15:30 NICU搬送。「赤ちゃんの呼吸状態が悪いので、搬送されます。」「お母さんの血液検査がいるので、血液とります。」その後しばらく動けず、分娩台にいる。

19:00 母、入院室に戻れる。

産院側からは、出産の経過や、出生時の様子について一切説明がなく、逆に何度も、「搬送先の赤ちゃんはどうなっていますか?」ときかれてしまう。

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私は豆腐メンタルのビビリなもので、出産前から、「子宮口が何センチになって、陣痛が何分間隔になったらこういう流れ…。」というのを事前にそっくり頭にいれておく…という有様でした。そのおかげもあってか、そこそこ落ち着いて出産にのぞめたとは思うのですが、もっと「怖い」とか「これって変じゃないの」とか思いっきり感情を出した方がよかったのかしら…とも思っています。


産んだあとも、パニックになったり、泣きわめいたりにはなりませんでしたが、
産院側に不信感とまではいかなくても、「なんで赤ちゃんが搬送されたのかきちんと説明されないし、これでいいの?」「本当に経腟分娩でよかったの?」「結構な出血してたけど血性羊水になった?それは悪くないの?」など、色々と疑問は浮かんできました。

その後、搬送先の総合病院で、「今までに見たことがないケース」といわれ、
「ああ、あの産院の先生も全くわからなくて説明できなかったんだな。」と思いましたが、もう少し色々コミュニケーションをとればよかったかも、と反省しています。


正直、出産直後は、産んだ喜びよりも、不安や薄暗い気持ちが大きかったです。けれど、今となっては、重度の障害がありながらも、無事に生まれてきてくれたあおいに、感謝の気持ちでいっぱいです。


次はNICUに搬送されたあとのこと、病名の診断などについて書きたいと思います。

出生後数時間後のあおい - コピー

↑出生後数時間後のあおい



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2017-03-06(Mon)

妊娠中に気になったこと

その後、不妊治療をしていたクリニックから、地元の産院に紹介状をかいてもらい、つわりなどの症状はあったものの、経過は順調でありました。
ところが、28週目から切迫早産になり、医師から自宅安静の指示がでるように。

あおいは、「妊娠中のどこかで低酸素状態になったのでは。」といわれていますので、なにかサインがあったのでは…と振り返って思います。

以下、妊娠中期以降、後期で気になったことをまとめてみました。


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●妊娠28週目から切迫早産となる。尿漏れのような症状があり、気になって病院に行ったら、「破水ではないけれど、子宮頸管のキョリが短くなっていて切迫早産の症状が出ている。自宅で安静にするように」といわれる。お腹の張り止め予防として、28週目~ズファジラン、30週目~ウテメリンを服用する。

●胎動が全体的に少なめ。妊娠7か月目くらいから、お腹がはると同時に、今から振り返ると、手足がぎゅーっと突っ張ってるような動作があったように感じる。(胎内で既に硬直型の脳性麻痺になっていたのか?)あまりにも胎動が少ないと感じたときに産院に心配で駆け付けたことがありましたが、ノンストレステストなどを受け、異常ないと診断される。

●胎内でのしゃっくりが異様に多かった。(妊娠後期から。1日10回くらい?)

●32週目くらいでいきなり低置胎盤、と医師からいわれる。胎盤位置確認のため、MRIを近くの病院でとったところ、子宮口と胎盤のキョリが2.8cmあるため、普通分娩で大丈夫とのこと、(こちらは帝王切開でもなんでもいいと言ったのですが)普通分娩にて出産予定、ということになりました。

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今から振り返って考えると、胎動に違和感があったのかも…などと思いますが、はじめての妊娠で、「こんなものなのかな。」と思い、なにかが胎内で起こっていると、全くわかりませんでした。

また「胎動が少ない」でネットなどで検索しても、「うちもそうだった。」「少ない胎児もいる。」という方も多いようですし、なにより産院に相談しても、「赤ちゃんは順調。」といわれて、その言葉を信じ込んでおりました。

その後37週に入って、先生から「赤ちゃんの大きさも順調で、いつ生まれても大丈夫なので、そろそろ安静をやめて、動いても大丈夫です。」といわれ、出産準備に。


「あおいは私のお腹の中で苦しかったのかな。」
「もっと大きな総合病院に行っていたら、異変に気付く先生がいたのかな。」
とも思いましたが、どうあっても結果は同じかもしれないし、考えていたらキリがないので、あれこれ思い悩むのはナシにしました。

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↑32週目の4Dエコー写真でのあおい。「赤ちゃんは順調。」といわれていて、疑っていませんでした。


次は出産直前・直後のときのことを書きたいと思います。



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2017-03-06(Mon)

妊娠にいたるまで

娘のあおいは原因不明の脳性麻痺ですが、新生児仮死のように、出産直前・直後の出来事が要因でなく、「お腹の中にいるどこかのタイミングで低酸素状態になり、脳幹に障害があるのではないか」といわれております。

妊娠28週目に切迫早産になったものの、産院で定期的に受けていた妊婦検診では、胎児の異常を指摘されたことはなく、一体なにが問題だったのか、よくわからないまま。
そこで今一度、妊娠の経緯を振り返ってみたいと思います。


【妊娠にいたるまで】
親しい人にもあまり公にしていませんが、私達夫婦は諸事情により不妊治療をしておりました。
結局、体外受精(顕微授精)で、治療開始から半年足らずで、妊娠に至ることができたのですが、この経緯の中で、ひとつだけ心にのこっていることがあります。

それは妊娠判明時のhcgの値が極めて低かったことです。

hcgとは、妊娠すると増えるホルモンのことで、不妊治療の多くでは、胚(受精卵)を移植後、血液検査を行い、この値を計ることで、妊娠できたか、妊娠が継続しているかを観察します。
よく、不妊治療についてブログを書かれている方で、「hcgの値が低いから今回はだめかもしれない」と仰っている方がいるように、この値は「妊娠超初期」かどうかを推し量る値にもなるようです。

私は、移植後8日目のhcgの値が8.9と極めて低く、「初期流産の可能性極めて高い。悪ければ子宮外妊娠の可能性もある」といわれました。(通常だと50以上の値がのぞまれるようです。)

ところがその後、15日後の値が368.6と跳ね上がり、妊娠継続となりました。

1回目に計ったhcgの値が一桁台でその後妊娠が継続する確率は極めて低いようで、珍しいケースのようです。(このとき、お腹の赤ちゃんのことを「すごい生命力だな」「来てくれてありがとう」と思いましたが、本当に今でもそう思っています。)


ただ、この、「妊娠超初期においてhcgホルモンの値が異常に低い」ということが、脳幹障害となにか因果関係があるのか、まったくないのかどうか。
あおいがNICUのある総合病院で色々検査をしていたとき、「不妊治療のことと娘の障害のことは関係があるのか」ときいてみたら、「それは関係がないと思う。」といわれました。

障害の原因についてあれこれ考えるのはやめにしようと思いつつ、それでも原因を知りたい、という気持ちは、やはり今でもあります。

最初は、「どうしてこんなことになったのか。」というネガティブな思いもありましたが、今は、
「原因を知ることでその予後がどんなものになるのか知りたい。」
「ほかに同じ症例の方がいたら情報を共有したい。」

と思っています。

次は妊娠中の経過で気になったことを書いておきたいと思います。



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原因不明の脳性麻痺の娘・あおいについて綴るブログです。喉頭気管分離オペ・胃ろうオペを受けています。

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