2018-06-10(Sun)
障害と関連がある映画!?15選
※気分転換に書いた趣味に関連した記事です。
小さな頃から、両親が映画好きで、レンタルビデオ屋さんからビデオを借りてきて、映画をよくみていました。
障害や病気は、いざ自分が当事者となってみないと何も分からない世界だと思いますが、映画は人生について教えてくれた私の友人かもしれず、勇気をもらえたな、と思うこともたくさんありました。
全体的にうろ覚え&デリカシーなく好き勝手に趣味を語った記事ですが、独断と偏見で選んだ”障害と関連のある映画を15本”を並べてみたいと思います。
1:「ガタカ」…遺伝子操作で“子供”が選べる未来…
近未来を描いたSF映画で高い評価を得ている作品。
“遺伝子操作された優秀な子供”をオーダーして出産できる時代になった未来…。人々は自然妊娠で生まれた子供たち(普通人類)と選ばれた子供たち(優生人類)に分けられています。
でも主人公のヴィンセント(イーサン・ホーク)は、優生人類しかなることの許されない宇宙飛行士への夢をあきらめきれていません。
そんな中、“優生人類”でありながら事故で半身不随となった元水泳選手・ユージーン(ジュード・ロウ)の協力を極秘裏に受けることに。生体認証に必要なモノを彼から調達しながら、決死の努力で夢に挑みます。
ドキドキのサスペンスもあり、恋愛要素もあり…ですが、なんといっても本作の魅力はヴィンセントとユージーンの友情にあり、優秀でありながらも障害を負ったユージーンの孤独に胸を打たれます。
当時のジュード・ロウが超美形で個人的にはそれだけでも必見…!
全然幸福そうにみえない未来。だけど夢を掴もうとするヴィンセントが1人きりでなかったことにどこか救われる作品です。
2:「レインマン」…“自閉症に抱いていたイメージ”と“兄弟”のこと…
中古車ディーラーを営んでいるチャーリーのもとに、ある日長年ソリの合わなかった父親が亡くなったという知らせが入ります。
自分に遺産が一銭も入らないことに憤ったチャーリーですが、なんと障害者施設に自分の兄なる者が存在していることを初めて知ります。
思わぬ兄弟の再会。なんとかして遺産を兄のレイモンドから横取りしようとするチャーリーの目論見は…。
小学校の頃、この作品の感想文を書いた記憶があるのですが、長らく私にとっての自閉症のイメージはこの「レインマン」のレイモンドでした。
レイモンドには重度の自閉があり生きていく大変さをたくさん抱えているけれど、同時に卓越した計算能力や記憶力を持っています。(重度のサヴァン症候群とのこと)
「いやー、障害だけめっちゃ重くてそんな物凄い特技とかない子もいるんだよね。」
…これは自分が重い障害のある子供の親になったから思うことかもしれませんが、“自閉症ってこういうもの”だと簡単に定義できるものではないと知った今、自閉症=誰それみたいな人ではなく、レイモンドはレイモンド、なんだなあ、と。
また障害児母となった今、この作品をみて考えさせられるのは、なぜ兄弟だったレイモンドとチャーリーが一緒に暮らせなかったのか、ということかもしれません。
チャーリーを守るかたちで親は兄を施設に送っていたということ。レイモンドの方に遺産をのこすことでチャーリーが兄弟の面倒を見ずに済むようにと親が取り計らっていたこと。
厳しい過去を乗り越えて、兄弟の絆を深める2人に心が温まる作品です。
3:「暗くなるまで待って」…盲目の婦人VS襲撃者…
小さな頃にみて、とてもインパクトのあった作品。
オードリー・ヘップバーン演じる視覚障害がある女性・スージーのところに、アクシデントから、密売の麻薬が届けられてしまいます。
麻薬を追ってきた犯罪グループの男たちの襲撃を受けるスージー。しかし彼女は、「部屋中を真っ暗にして」相手を自分と同等の条件に追い込んで、戦います。
地味な密室劇で今にしてみればかなり低予算の作品!?だと思うのですが、とにかくドキドキハラハラが止まらない秀作でした。
可憐でファッショナブルなイメージのあるオードリー・ヘップバーンが、か細いけれど力強い女性を演じていてとても印象にのこった作品です。
4:「マスク」…難病の息子と自由奔放なお母さん…
頭蓋骨形成異常疾患(ライオン病)と呼ばれる2,200万人に1人の奇病を持ったロッキー。皆と大きく異なる外見をしていますが、家族や友人は彼を特別扱いせず、普通に学校に通っています。
この作品では、自由奔放なお母さんが印象的。
お医者さんたちに向かって、「あなたたちの言うこと、全部真に受けてたら今頃うちら中国でポテトチップス食べてるわ!」とか言い放っちゃうカーチャン、カッケー。
薬に手を出してしまったり脆い人でもあるのですが、周りに対して一切取り繕ったりせず、ありのままでいるお母さんはなぜか憎めません。
そして息子のロッキーがなんといっても魅力的。決して卑屈にならず、明るく、賢く、ユーモアがあって、優しくて……キャンプで出会った盲目の少女との恋はとても切ないです。
個人的にタイトルとポスタービジュアルでちょっと損をしているように思う作品…。地味だけど良作です☆
5:「殺しが静かにやって来る」…寡黙なガンマンにシビれる1作…
人生でひと時、マカロニウエスタン(イタリア製西部劇)というジャンルにハマった頃がありました。
本作は「悪がはびこる街に、復讐を胸に秘めた凄腕ガンマンがやってくる」というこの手のジャンルの王道!?ストーリー。
にもかかわらず、主人公が声を出せない障害を抱えていたり(声帯に傷がある)…ヒロインが黒人女性だったり…西部劇に珍しく全編が雪景色だったり…となにかと〝異端〟な作品として知られています。
全然関係ないボヤキだけど、今年アカデミー賞作品賞をとった「シェイプ・オブ・ウォーター」も、障害を抱えた女性が主人公で、垣根を超えた愛を描いた作品だったみたいで…昨今のハリウッドはマイノリティにスポットを当てるようにしているのかしらね…。私の好きそうな作品だからそのうち観たいなあ…。
本作を監督したコルブッチ監督は、他にもハンデを抱えたガンマンが出てくる作品を撮っていますが、何も語らない・語ろうとしないけれど佇まいだけで物語ってくる男前ガンマンがとても印象深く、映像・音楽ともに個人的に大好きな作品です。
6:「カッコーの巣の上で」…精神病棟に紛れ込んだ異端者…
舞台は60年代のアメリカの精神病院。
刑務所の強制労働から逃れようと、わざと精神疾患があるフリをして病棟に入ったマクマーフィーは、厳しい病院の管理体制に反発し、院内で絶対権力を誇るラチェット婦長と次第に対立を深めていきます。
アメリカンニューシネマの代表作で、自由や人間の尊厳について描いたいわゆる反体制映画というやつですが、小さい頃にみたときには、感動どころかマクマーフィーが病院によって”壊される”シーンに心底恐怖するばかりでした。
世の多くの人が抱く看護師さんのイメージをあえて大きく裏切るかたちで登場したラチェット婦長は、レクター博士やダースベイダーと肩を並べて、「アメリカ映画の悪役ベスト100」の上位にランクインしています。
病院側は悪を悪とも思っていないのがこの作品の怖いところで…ラチェットさんも管理社会からみれば優秀な人材かもしれないわけで…病院と患者の関係の対等さとか、多分今見ても色々考えさせられそうな作品のように思います。
7:「カーラの結婚宣言」…知的障害をもつ愛娘の結婚…
主人公の女性・カーラには軽度の知的障害があります。全寮制の支援校!?を卒業して家に戻ってきましたが、それもつかの間、同じく軽度の知的障害がある男性・ダニエルと恋に落ち、自立と結婚をのぞむようになります。
障害を抱えていても、一人暮らしたり、就労したり…先にあげた「カッコーの巣の上で」ととても同じ国とは思えないアメリカ…。
本作で印象深いのは神経質で教育ママっぽい出で立ちの母役ダイアン・キートン。(この手のオカンがイライラさせるのは世界共通か…)過保護で娘を手放さず、結婚に大反対します。
今見たらこコッチのお母さんの方に感情移入しちゃったりして…この作品は良くも悪くもライトな感じで、多分1番大変な部分はあまり描いていなかったかもと思うのですが、カーラとダニエルの恋を応援したくなる明るい作品でした。
8:「トークトゥハー」…昏睡状態の女性を一心に介護する男の正体は…
事故で昏睡状態に陥ったバレリーナのアリシア。彼女を一心に介護する男性・ベニグノ。
ベニグノはアリシアの父が同性愛者だということで雇った優秀な看護師でしたが、実は事故の前からアリシアに密かに想いを寄せていました。
やがてある一線を超えてしまうベニグノ。そして悲劇と奇跡が訪れます…。
題材的にも賛否両論、娘の親になった今となっては到底許容できないストーリーのようにも思います。
多少のネタバレありきで見てしまった作品なのですが、粗筋を見たときに感じた不快感を本編でさほど感じかったのはなぜでしょうか…。
寝たきりとなったアリシアに、家族も友達も、誰も話しかけたりしませんでした。1人の人間として対等に接していたのは、ある意味ベニグノだけでした。
話が進むにつれ、このベニグノが幼少期からずっと母親の介護をしていたことが明かされます。どこにも出掛けられない、誰とも交わらない孤独な人生。
そんなベニグノと奇妙な友情を育むことになるマルコ。もしベニグノがマルコのような人とどこかで先に出会えていれば、彼の人生も異なったものだったのかもしれません。
登場人物みんなが孤独だけれど、なぜか嫌いになれない。重苦しいテーマのはずなのになぜかラストには誰かの幸せを願いたくなる、とてもとても不思議な作品でした。
9:「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」…こんなんアリでっか!?
その題名のとおり、「片腕しかないカンフーの使い手」と「“空飛ぶギロチン”なる武器をあやつる盲目の暗殺者」の死闘を描いたカンフー映画。
映画「キルビル」の元ネタとして有名で、私もみたキッカケはそれだったのですが、とにかくツッコミが追いつかないB級映画でした。
主人公のはずのカンフーの使い手が姑息で、なぜかギロチンのおじいちゃんの方を応援したくなるっていう…。
当時みながらボンヤリと「こういう作品を“差別だ”っていう人いないのかな」…「でも差別っていう人が差別なのかな」…なんて思ったのを覚えています。
多分つくった人には(偏見とか差別とか)なんにも頭になくて、「オモロイアイデアないかな、よし、つくったろ!」っていうノリだったのかしらね~と思う、ホントにある意味カラッポで笑わせてくれる映画です。
10:「博士と彼女のセオリー」…難病のホーキング博士を支えた妻…
ホーキング博士については「宇宙物理学の権威というトンデモない頭脳の持ち主でありながら、ALS患者で重度の障害がある」ということだけ知っていて……「車イスに乗っためっちゃスゴイ人」というなんとなくのイメージしかありませんでした。
娘が生まれてから「この作品をみれば私でもホーキング博士のことが知れるかしら」…とどうしても観たくなってDVDをレンタルしてみたのですが、どちらかというと博士自身よりも博士の妻・ジェーンの苦悩を描いた作品でした。
博士の難病のことを知った上、覚悟を決めて結婚したジェーンでしたが、その夫婦生活にはやはり自分の時間・人生そのものを犠牲にする痛みが伴いました。
子供のケアと夫のケアってしんどさがまた別なのかも…ジェーンがヘルパーさん的なポジションで手伝いをお願いした男性と惹かれ合う心の軌跡も丁寧に描かれています。
でも2人の別離は、決して“博士に障害があったから”ではなく、“夫婦の価値観の違い”にあったのかな、と思いました。(ジェーンはキリスト教徒で博士は無神論者)
どんな夫婦でもよいときと悪いときがあって…別れても友人でいられる夫婦もいて…
21歳のときに余命2年と宣告されながら、76歳まで生きたホーキング博士。本作は私が期待した、「博士の精神に迫る作品」ではなかったのですが、夫婦関係について思いを巡らせることのできる興味深い作品でした。
11:「ブラインドネス」…全世界失明…
映画館をでたあと「こんな映画みなければよかった…!」と強く思った作品です。
世界中の人々が、原因不明の奇病により、次々に失明するというSFパニックドラマ。そこに描かれるのは阿鼻叫喚の地獄絵図でした。
主人公の女性ただ1人だけが、なぜかこの奇病を発症せず、1人だけ「見えている」状態なのですが、1人でなにかを成せるわけもなく、ただ自分の身近の人を救おうとするばかり…。
本作では、「すべての人間が障害を負った世界でもっとも強いのは、もとから障害を負っている人」…という描写があるのですが、これも善意ある方向に描かれておらず、重ねて気分が悪くなってしまいました。
みたことを忘れたい作品…だけどなぜか同時に忘れられない作品…。
ラストにて、この病が結局一時的なもので発症した順に視力が回復することが分かり、ホッと一息ついたのですが、そこでなぜか主人公の女性がものすごい憂鬱そうに「次は私だ」とつぶやいていて…
「この女の人は先に視力回復した他の人に看てもらえるから大丈夫じゃん。」と思った私には、主人公の女性の暗ーい顔が何をいいたいのかわからなくて、理解不能な映画でした。ホントなんで見ちゃったんだろう…。
12:「八日目」…ダウン症の青年とエリートサラリーマンが往く珍道中…
施設を脱走したダウン症の青年・ジョルジュ。仕事に追われ家庭崩壊気味の悲しいエリートサラリーマン・アリー。ひょんなことから2人が旅する様を描いたロードムービー。
あまり好きこのんで見ないフランス映画ですが、賛否が大いに分かれる問題作でもあるように感じました。
ラストにてジョルジュがいきなり飛び降り自殺をするという衝撃の展開があるのですが、子供の頃全く理解不能で見ていて戸惑ったのを覚えています。(自殺の描写としては残酷さや苦しみがなく、むしろ詩的なものとして描かれていたように思います。それがまたわかりにくく…)
ダウン症者に対して、なんとなく私は”天真爛漫で純粋そう”といった固定のイメージみたいなものを一方的に持っているかもしれません。
でもダウン症の人たちも(あるいは他の障害を抱えている人たちもみんな)人それぞれ個性は別々で…知的な障害を抱えていても深く悩むこともあって…その悩みもそれぞれで…
独特で大胆で分かりにくいけど、この映画はそういうメッセージをもっていたのかなあ、と大人になって思いました。
大人になった今またみてみたい作品です。
13:「ジャック」…4倍の速さで成長する少年…
細胞の分裂が早く、1人だけ4倍の速度で成長するという奇病!?の持ち主ジャック。
長らく家庭で訪問教育を受けていましたが、5年生になるとき、家庭教師の勧めで学校に行くことに。
見た目は40歳。中身はみんなと同じ10歳。(これをロビン・ウィリアムズが演じています。)
最初はクラスメートの容赦ない口撃受け、拒絶されていましたが、大人の体格を生かしてバスケで大活躍。徐々にみんなと打ち解け、かけがえのない友達ができます。
「めっちゃいい子ばっかりやん!」とツッコんでしまったりもしましたが…。
「4倍で生きるということは4分の1しか生きられないということ。」このジャックの苦悩も、あえて爽やかに描かれている気がしますが、本作はフランシス・フォード・コッポラ監督が若くして亡くなった自分の息子に捧げた作品だそうで…。
この映画の持ってるメッセージ、ジャックがみんなに伝えたかったこと…”いまを生きる”ということは、簡単なようで難しいことだけど、心に留めておきたいことだと思いました。
14:「エクソシスト」…自分の子供の様子がおかしい…
一般的にいえば”ホラー映画”にジャンル分けされる作品なのかもしれませんが、傑作人間ドラマでもあると勝手に思っております…。
ワシントンに住む女優のクリスは思春期間近の1人娘・リーガンと2人で暮らしていますが、ある日を境に娘の様子がどんどんおかしくなっていきます。
突飛な言動がでてきたり、暴力を振るうようになったり、自傷行為がでてきたり、次第にその異変はエスカレートしていきます。
この映画が怖いのは、突然子供が悪魔に取り憑かれました…などという雑なストーリー展開ではなく、「自分の子がだんだん普通と異なってくる」という恐怖が丁寧に描かれているところ。
確か町山智浩さんが書かれていた評論だったか忘れてしまったけど、「この映画で1番残酷なシーンは、実は、病院で子供が痛くて辛い検査に耐えているシーン」というふうに書かれていたような記憶があります。
「自分の子が得体の知れない病気かもしれない。」「しんどい思いをして検査をしてもなにも分からない。」…お母さんの思い、今痛いほど分かってしまうかも…。
本作のもう1人の主人公は、このお母さんの相談に乗るカラス神父。
日頃たくさんの人を助けているこの神父さんも実は心に闇を抱えていて、重度の精神障害を患った実母を施設に預けていることに負い目を感じて悩んでいます。
善人であるがゆえに悩み苦しむカラス神父。
障害とこの映画を関連付けて見てしまうのは突飛かもしれませんが、思わず逃げ出したくなる世の理不尽と相対した時、人はどうするのか?を問うた作品のようにも思いますし、意外に深い作品だと思っています。怖いのになぜか人生で何度も何度も繰り返しみた映画。
15:「ギルバート・グレイプ」…これぞまさに障害児育児で感じる閉塞感…
ジョニー・デップ主演の作品で、若きレオナルド・ディカプリオが知的障害のある青年を演じたことで話題になった映画。
主人公のギルバートは生まれ育った町から出たことがなく、知的障害の弟アーニーや、父親が死んでから引きこもって過食症となってしまったお母さんの面倒を1人でみています。そんな中、“町の外”からやってきた少女ベッキーと出会い、少しずつ彼の中で何かが変わり始めます…。
「自分の人生がどこにもない気がする。」「自分はどこにも行けないような気がする。」
こちらも子供のころから、何回かみてきた作品ですが、なんとなく主人公の持っている“閉塞感”“孤独感”に今自分が1番思いを重ねることができるように思います。
ギルバートをみて今の私はどう思うか…不運で割をくらっている可哀そうな人だと思うか…大変だけど家族を愛する心優しい幸せな人だと思うか…
人生どうにもならないことはあるけれど、幸せは結局のところ自分次第なのかな、とも思います。
若き日のジョニー・デップもディカプリオもとてもイケメン♡ そして絶世の美女タイプじゃないけれどベッキー役のジュリエット・ルイスがとても魅力的な1作☆
***
娘が生まれてから、大好きだった映画もみなくなっていたけれど、この前思い切って夫と交代ですごく観たかった映画をレンタルしてきてみたら、すごく楽しくて…気分転換になって…
しんどかったり、大変だと思うときこそ、好きなモノに触れてリフレッシュするのとても大事だと思いました。
いい作品にまた巡り合える機会があるといいな☆
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小さな頃から、両親が映画好きで、レンタルビデオ屋さんからビデオを借りてきて、映画をよくみていました。
障害や病気は、いざ自分が当事者となってみないと何も分からない世界だと思いますが、映画は人生について教えてくれた私の友人かもしれず、勇気をもらえたな、と思うこともたくさんありました。
全体的にうろ覚え&デリカシーなく好き勝手に趣味を語った記事ですが、独断と偏見で選んだ”障害と関連のある映画を15本”を並べてみたいと思います。
1:「ガタカ」…遺伝子操作で“子供”が選べる未来…
近未来を描いたSF映画で高い評価を得ている作品。
“遺伝子操作された優秀な子供”をオーダーして出産できる時代になった未来…。人々は自然妊娠で生まれた子供たち(普通人類)と選ばれた子供たち(優生人類)に分けられています。
でも主人公のヴィンセント(イーサン・ホーク)は、優生人類しかなることの許されない宇宙飛行士への夢をあきらめきれていません。
そんな中、“優生人類”でありながら事故で半身不随となった元水泳選手・ユージーン(ジュード・ロウ)の協力を極秘裏に受けることに。生体認証に必要なモノを彼から調達しながら、決死の努力で夢に挑みます。
ドキドキのサスペンスもあり、恋愛要素もあり…ですが、なんといっても本作の魅力はヴィンセントとユージーンの友情にあり、優秀でありながらも障害を負ったユージーンの孤独に胸を打たれます。
当時のジュード・ロウが超美形で個人的にはそれだけでも必見…!
全然幸福そうにみえない未来。だけど夢を掴もうとするヴィンセントが1人きりでなかったことにどこか救われる作品です。
2:「レインマン」…“自閉症に抱いていたイメージ”と“兄弟”のこと…
中古車ディーラーを営んでいるチャーリーのもとに、ある日長年ソリの合わなかった父親が亡くなったという知らせが入ります。
自分に遺産が一銭も入らないことに憤ったチャーリーですが、なんと障害者施設に自分の兄なる者が存在していることを初めて知ります。
思わぬ兄弟の再会。なんとかして遺産を兄のレイモンドから横取りしようとするチャーリーの目論見は…。
小学校の頃、この作品の感想文を書いた記憶があるのですが、長らく私にとっての自閉症のイメージはこの「レインマン」のレイモンドでした。
レイモンドには重度の自閉があり生きていく大変さをたくさん抱えているけれど、同時に卓越した計算能力や記憶力を持っています。(重度のサヴァン症候群とのこと)
「いやー、障害だけめっちゃ重くてそんな物凄い特技とかない子もいるんだよね。」
…これは自分が重い障害のある子供の親になったから思うことかもしれませんが、“自閉症ってこういうもの”だと簡単に定義できるものではないと知った今、自閉症=誰それみたいな人ではなく、レイモンドはレイモンド、なんだなあ、と。
また障害児母となった今、この作品をみて考えさせられるのは、なぜ兄弟だったレイモンドとチャーリーが一緒に暮らせなかったのか、ということかもしれません。
チャーリーを守るかたちで親は兄を施設に送っていたということ。レイモンドの方に遺産をのこすことでチャーリーが兄弟の面倒を見ずに済むようにと親が取り計らっていたこと。
厳しい過去を乗り越えて、兄弟の絆を深める2人に心が温まる作品です。
3:「暗くなるまで待って」…盲目の婦人VS襲撃者…
小さな頃にみて、とてもインパクトのあった作品。
オードリー・ヘップバーン演じる視覚障害がある女性・スージーのところに、アクシデントから、密売の麻薬が届けられてしまいます。
麻薬を追ってきた犯罪グループの男たちの襲撃を受けるスージー。しかし彼女は、「部屋中を真っ暗にして」相手を自分と同等の条件に追い込んで、戦います。
地味な密室劇で今にしてみればかなり低予算の作品!?だと思うのですが、とにかくドキドキハラハラが止まらない秀作でした。
可憐でファッショナブルなイメージのあるオードリー・ヘップバーンが、か細いけれど力強い女性を演じていてとても印象にのこった作品です。
4:「マスク」…難病の息子と自由奔放なお母さん…
頭蓋骨形成異常疾患(ライオン病)と呼ばれる2,200万人に1人の奇病を持ったロッキー。皆と大きく異なる外見をしていますが、家族や友人は彼を特別扱いせず、普通に学校に通っています。
この作品では、自由奔放なお母さんが印象的。
お医者さんたちに向かって、「あなたたちの言うこと、全部真に受けてたら今頃うちら中国でポテトチップス食べてるわ!」とか言い放っちゃうカーチャン、カッケー。
薬に手を出してしまったり脆い人でもあるのですが、周りに対して一切取り繕ったりせず、ありのままでいるお母さんはなぜか憎めません。
そして息子のロッキーがなんといっても魅力的。決して卑屈にならず、明るく、賢く、ユーモアがあって、優しくて……キャンプで出会った盲目の少女との恋はとても切ないです。
個人的にタイトルとポスタービジュアルでちょっと損をしているように思う作品…。地味だけど良作です☆
5:「殺しが静かにやって来る」…寡黙なガンマンにシビれる1作…
人生でひと時、マカロニウエスタン(イタリア製西部劇)というジャンルにハマった頃がありました。
本作は「悪がはびこる街に、復讐を胸に秘めた凄腕ガンマンがやってくる」というこの手のジャンルの王道!?ストーリー。
にもかかわらず、主人公が声を出せない障害を抱えていたり(声帯に傷がある)…ヒロインが黒人女性だったり…西部劇に珍しく全編が雪景色だったり…となにかと〝異端〟な作品として知られています。
全然関係ないボヤキだけど、今年アカデミー賞作品賞をとった「シェイプ・オブ・ウォーター」も、障害を抱えた女性が主人公で、垣根を超えた愛を描いた作品だったみたいで…昨今のハリウッドはマイノリティにスポットを当てるようにしているのかしらね…。私の好きそうな作品だからそのうち観たいなあ…。
本作を監督したコルブッチ監督は、他にもハンデを抱えたガンマンが出てくる作品を撮っていますが、何も語らない・語ろうとしないけれど佇まいだけで物語ってくる男前ガンマンがとても印象深く、映像・音楽ともに個人的に大好きな作品です。
6:「カッコーの巣の上で」…精神病棟に紛れ込んだ異端者…
舞台は60年代のアメリカの精神病院。
刑務所の強制労働から逃れようと、わざと精神疾患があるフリをして病棟に入ったマクマーフィーは、厳しい病院の管理体制に反発し、院内で絶対権力を誇るラチェット婦長と次第に対立を深めていきます。
アメリカンニューシネマの代表作で、自由や人間の尊厳について描いたいわゆる反体制映画というやつですが、小さい頃にみたときには、感動どころかマクマーフィーが病院によって”壊される”シーンに心底恐怖するばかりでした。
世の多くの人が抱く看護師さんのイメージをあえて大きく裏切るかたちで登場したラチェット婦長は、レクター博士やダースベイダーと肩を並べて、「アメリカ映画の悪役ベスト100」の上位にランクインしています。
病院側は悪を悪とも思っていないのがこの作品の怖いところで…ラチェットさんも管理社会からみれば優秀な人材かもしれないわけで…病院と患者の関係の対等さとか、多分今見ても色々考えさせられそうな作品のように思います。
7:「カーラの結婚宣言」…知的障害をもつ愛娘の結婚…
主人公の女性・カーラには軽度の知的障害があります。全寮制の支援校!?を卒業して家に戻ってきましたが、それもつかの間、同じく軽度の知的障害がある男性・ダニエルと恋に落ち、自立と結婚をのぞむようになります。
障害を抱えていても、一人暮らしたり、就労したり…先にあげた「カッコーの巣の上で」ととても同じ国とは思えないアメリカ…。
本作で印象深いのは神経質で教育ママっぽい出で立ちの母役ダイアン・キートン。(この手のオカンがイライラさせるのは世界共通か…)過保護で娘を手放さず、結婚に大反対します。
今見たらこコッチのお母さんの方に感情移入しちゃったりして…この作品は良くも悪くもライトな感じで、多分1番大変な部分はあまり描いていなかったかもと思うのですが、カーラとダニエルの恋を応援したくなる明るい作品でした。
8:「トークトゥハー」…昏睡状態の女性を一心に介護する男の正体は…
事故で昏睡状態に陥ったバレリーナのアリシア。彼女を一心に介護する男性・ベニグノ。
ベニグノはアリシアの父が同性愛者だということで雇った優秀な看護師でしたが、実は事故の前からアリシアに密かに想いを寄せていました。
やがてある一線を超えてしまうベニグノ。そして悲劇と奇跡が訪れます…。
題材的にも賛否両論、娘の親になった今となっては到底許容できないストーリーのようにも思います。
多少のネタバレありきで見てしまった作品なのですが、粗筋を見たときに感じた不快感を本編でさほど感じかったのはなぜでしょうか…。
寝たきりとなったアリシアに、家族も友達も、誰も話しかけたりしませんでした。1人の人間として対等に接していたのは、ある意味ベニグノだけでした。
話が進むにつれ、このベニグノが幼少期からずっと母親の介護をしていたことが明かされます。どこにも出掛けられない、誰とも交わらない孤独な人生。
そんなベニグノと奇妙な友情を育むことになるマルコ。もしベニグノがマルコのような人とどこかで先に出会えていれば、彼の人生も異なったものだったのかもしれません。
登場人物みんなが孤独だけれど、なぜか嫌いになれない。重苦しいテーマのはずなのになぜかラストには誰かの幸せを願いたくなる、とてもとても不思議な作品でした。
9:「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」…こんなんアリでっか!?
その題名のとおり、「片腕しかないカンフーの使い手」と「“空飛ぶギロチン”なる武器をあやつる盲目の暗殺者」の死闘を描いたカンフー映画。
映画「キルビル」の元ネタとして有名で、私もみたキッカケはそれだったのですが、とにかくツッコミが追いつかないB級映画でした。
主人公のはずのカンフーの使い手が姑息で、なぜかギロチンのおじいちゃんの方を応援したくなるっていう…。
当時みながらボンヤリと「こういう作品を“差別だ”っていう人いないのかな」…「でも差別っていう人が差別なのかな」…なんて思ったのを覚えています。
多分つくった人には(偏見とか差別とか)なんにも頭になくて、「オモロイアイデアないかな、よし、つくったろ!」っていうノリだったのかしらね~と思う、ホントにある意味カラッポで笑わせてくれる映画です。
10:「博士と彼女のセオリー」…難病のホーキング博士を支えた妻…
ホーキング博士については「宇宙物理学の権威というトンデモない頭脳の持ち主でありながら、ALS患者で重度の障害がある」ということだけ知っていて……「車イスに乗っためっちゃスゴイ人」というなんとなくのイメージしかありませんでした。
娘が生まれてから「この作品をみれば私でもホーキング博士のことが知れるかしら」…とどうしても観たくなってDVDをレンタルしてみたのですが、どちらかというと博士自身よりも博士の妻・ジェーンの苦悩を描いた作品でした。
博士の難病のことを知った上、覚悟を決めて結婚したジェーンでしたが、その夫婦生活にはやはり自分の時間・人生そのものを犠牲にする痛みが伴いました。
子供のケアと夫のケアってしんどさがまた別なのかも…ジェーンがヘルパーさん的なポジションで手伝いをお願いした男性と惹かれ合う心の軌跡も丁寧に描かれています。
でも2人の別離は、決して“博士に障害があったから”ではなく、“夫婦の価値観の違い”にあったのかな、と思いました。(ジェーンはキリスト教徒で博士は無神論者)
どんな夫婦でもよいときと悪いときがあって…別れても友人でいられる夫婦もいて…
21歳のときに余命2年と宣告されながら、76歳まで生きたホーキング博士。本作は私が期待した、「博士の精神に迫る作品」ではなかったのですが、夫婦関係について思いを巡らせることのできる興味深い作品でした。
11:「ブラインドネス」…全世界失明…
映画館をでたあと「こんな映画みなければよかった…!」と強く思った作品です。
世界中の人々が、原因不明の奇病により、次々に失明するというSFパニックドラマ。そこに描かれるのは阿鼻叫喚の地獄絵図でした。
主人公の女性ただ1人だけが、なぜかこの奇病を発症せず、1人だけ「見えている」状態なのですが、1人でなにかを成せるわけもなく、ただ自分の身近の人を救おうとするばかり…。
本作では、「すべての人間が障害を負った世界でもっとも強いのは、もとから障害を負っている人」…という描写があるのですが、これも善意ある方向に描かれておらず、重ねて気分が悪くなってしまいました。
みたことを忘れたい作品…だけどなぜか同時に忘れられない作品…。
ラストにて、この病が結局一時的なもので発症した順に視力が回復することが分かり、ホッと一息ついたのですが、そこでなぜか主人公の女性がものすごい憂鬱そうに「次は私だ」とつぶやいていて…
「この女の人は先に視力回復した他の人に看てもらえるから大丈夫じゃん。」と思った私には、主人公の女性の暗ーい顔が何をいいたいのかわからなくて、理解不能な映画でした。ホントなんで見ちゃったんだろう…。
12:「八日目」…ダウン症の青年とエリートサラリーマンが往く珍道中…
施設を脱走したダウン症の青年・ジョルジュ。仕事に追われ家庭崩壊気味の悲しいエリートサラリーマン・アリー。ひょんなことから2人が旅する様を描いたロードムービー。
あまり好きこのんで見ないフランス映画ですが、賛否が大いに分かれる問題作でもあるように感じました。
ラストにてジョルジュがいきなり飛び降り自殺をするという衝撃の展開があるのですが、子供の頃全く理解不能で見ていて戸惑ったのを覚えています。(自殺の描写としては残酷さや苦しみがなく、むしろ詩的なものとして描かれていたように思います。それがまたわかりにくく…)
ダウン症者に対して、なんとなく私は”天真爛漫で純粋そう”といった固定のイメージみたいなものを一方的に持っているかもしれません。
でもダウン症の人たちも(あるいは他の障害を抱えている人たちもみんな)人それぞれ個性は別々で…知的な障害を抱えていても深く悩むこともあって…その悩みもそれぞれで…
独特で大胆で分かりにくいけど、この映画はそういうメッセージをもっていたのかなあ、と大人になって思いました。
大人になった今またみてみたい作品です。
13:「ジャック」…4倍の速さで成長する少年…
細胞の分裂が早く、1人だけ4倍の速度で成長するという奇病!?の持ち主ジャック。
長らく家庭で訪問教育を受けていましたが、5年生になるとき、家庭教師の勧めで学校に行くことに。
見た目は40歳。中身はみんなと同じ10歳。(これをロビン・ウィリアムズが演じています。)
最初はクラスメートの容赦ない口撃受け、拒絶されていましたが、大人の体格を生かしてバスケで大活躍。徐々にみんなと打ち解け、かけがえのない友達ができます。
「めっちゃいい子ばっかりやん!」とツッコんでしまったりもしましたが…。
「4倍で生きるということは4分の1しか生きられないということ。」このジャックの苦悩も、あえて爽やかに描かれている気がしますが、本作はフランシス・フォード・コッポラ監督が若くして亡くなった自分の息子に捧げた作品だそうで…。
この映画の持ってるメッセージ、ジャックがみんなに伝えたかったこと…”いまを生きる”ということは、簡単なようで難しいことだけど、心に留めておきたいことだと思いました。
14:「エクソシスト」…自分の子供の様子がおかしい…
一般的にいえば”ホラー映画”にジャンル分けされる作品なのかもしれませんが、傑作人間ドラマでもあると勝手に思っております…。
ワシントンに住む女優のクリスは思春期間近の1人娘・リーガンと2人で暮らしていますが、ある日を境に娘の様子がどんどんおかしくなっていきます。
突飛な言動がでてきたり、暴力を振るうようになったり、自傷行為がでてきたり、次第にその異変はエスカレートしていきます。
この映画が怖いのは、突然子供が悪魔に取り憑かれました…などという雑なストーリー展開ではなく、「自分の子がだんだん普通と異なってくる」という恐怖が丁寧に描かれているところ。
確か町山智浩さんが書かれていた評論だったか忘れてしまったけど、「この映画で1番残酷なシーンは、実は、病院で子供が痛くて辛い検査に耐えているシーン」というふうに書かれていたような記憶があります。
「自分の子が得体の知れない病気かもしれない。」「しんどい思いをして検査をしてもなにも分からない。」…お母さんの思い、今痛いほど分かってしまうかも…。
本作のもう1人の主人公は、このお母さんの相談に乗るカラス神父。
日頃たくさんの人を助けているこの神父さんも実は心に闇を抱えていて、重度の精神障害を患った実母を施設に預けていることに負い目を感じて悩んでいます。
善人であるがゆえに悩み苦しむカラス神父。
障害とこの映画を関連付けて見てしまうのは突飛かもしれませんが、思わず逃げ出したくなる世の理不尽と相対した時、人はどうするのか?を問うた作品のようにも思いますし、意外に深い作品だと思っています。怖いのになぜか人生で何度も何度も繰り返しみた映画。
15:「ギルバート・グレイプ」…これぞまさに障害児育児で感じる閉塞感…
ジョニー・デップ主演の作品で、若きレオナルド・ディカプリオが知的障害のある青年を演じたことで話題になった映画。
主人公のギルバートは生まれ育った町から出たことがなく、知的障害の弟アーニーや、父親が死んでから引きこもって過食症となってしまったお母さんの面倒を1人でみています。そんな中、“町の外”からやってきた少女ベッキーと出会い、少しずつ彼の中で何かが変わり始めます…。
「自分の人生がどこにもない気がする。」「自分はどこにも行けないような気がする。」
こちらも子供のころから、何回かみてきた作品ですが、なんとなく主人公の持っている“閉塞感”“孤独感”に今自分が1番思いを重ねることができるように思います。
ギルバートをみて今の私はどう思うか…不運で割をくらっている可哀そうな人だと思うか…大変だけど家族を愛する心優しい幸せな人だと思うか…
人生どうにもならないことはあるけれど、幸せは結局のところ自分次第なのかな、とも思います。
若き日のジョニー・デップもディカプリオもとてもイケメン♡ そして絶世の美女タイプじゃないけれどベッキー役のジュリエット・ルイスがとても魅力的な1作☆
***
娘が生まれてから、大好きだった映画もみなくなっていたけれど、この前思い切って夫と交代ですごく観たかった映画をレンタルしてきてみたら、すごく楽しくて…気分転換になって…
しんどかったり、大変だと思うときこそ、好きなモノに触れてリフレッシュするのとても大事だと思いました。
いい作品にまた巡り合える機会があるといいな☆
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