2017-03-31(Fri)

胃ろうオペまでの選択 その3:胃ろう・噴門形成・腸ろうに関して、私が集めた情報

その1:なぜ胃ろうオペに進もうと思ったのか
その2:消化器科で受けた検査の結果と医師の診断


…に続いて、どのオペを受けるとよいのか、非常に迷った私が、かかわりのある先生や看護師さんに色々お伺いしたお話や、本やネットで集めた情報をまとめさせていただきました。(噂レベルのものまであるかも…)

私にはママ友が少ないのと、病院で一緒だった娘より年上のお子さんが結構胃チューブのみで過ごされていたこともあって、”実際にオペを受けた親御さんからの情報”がないのが、大変残念に思っております。


どれも、“あおいのオペに関するアドバイス/情報”として集めたものなので、色々偏りがあるかもしれませんが、これからオペを検討されている方に、なにか参考になるものがあれば幸いです。(母のヘッタクソでキタナイ図が入っちゃってます。)



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胃瘻について


胃ろうイメージ

胃に穴をあけて、そこから栄養を注入する手術。オペ時間は、2時間くらいと言われる。
あおいの受けた外科病棟では年間の手術件数は、腸瘻含み、30件~40件の模様。
以前読んだ本には、“胃ろうは1800年代後半からある手術”と書いてあった。人類凄すぎ!と思うのは私だけ?


●比較的管理が簡単…らしい。

●肉芽(できもの)・抜去・胃液もれ…などトラブルはあるが、命にかかわるような深刻なトラブルはあまりない。

●最近多く採用されているのは、バルーンのついたボタン型胃ろう。これだとうつ伏せも可能らしい。

●肉芽のトラブルは多いときく。物理的刺激が穴部分に加わることによって出来るため、動けば動くほど多いらしい。

●このトラブルの代表格である肉芽だが、これは、ある種、消化器の状態をあらわしているもの…という話もある。胃の消化状態が悪く、胃が強烈な酸性にさらされると、隣接する腹壁にもトラブルになってあらわれやすいらしい。

●術後、もし経口摂取ができるようになったりして、不要になった場合、胃ろうや腸ろうは閉じることができるらしい。


胃ろうボタンイメージ
↑バルーンタイプの胃ろうとは…。
水を入れて風船部分を膨らまし、穴から胃ろう(胃ろうチューブ部分)が抜けないようになっている。挿入/抜去も、この風船内の水を出し入れすることで、簡単に交換することができる。たまにバルーンが破裂することがあるのが難点。



噴門形成

噴門形成イメージ
↑食道が横隔膜を通過する部分を縫縮して、胃の一部を食道に巻き付けて固定する手術。手術時間は、胃ろうとセットで4~5時間くらいといわれる。あおいがお世話になった外科病棟の年間手術件数は、10件強の模様。



●私が驚いたのは、“胃の一部を巻き付ける”ということ。てっきり、特殊な糸のようなもので食道を縛るのだと思っていた。
(いまだによく仕組みが把握できてないが、多分、胃と食道を袋状に縫い付けて、食道を閉じてしまう…という仕組みだと思っている…。)

●日常において空気を飲み込んでしまったり、ガス腹になりやすい子は、噴門形成をすることでゲップがしにくくなり、さらに空気が胃腸にたまりやすくなり、消化の働きがより悪くなることがある。

●噴門形成は時間とともに縛った口が緩くなることがあり、場合によっては、再手術になることもあるらしい。

●“胃瘻といえば噴門形成もセット”というのは、結構、定番ではあるとのこと。嘔吐/逆流するものを、ある意味押さえつけ、使っていなかった胃に無理矢理にでもエンジンがかかり、それまで経腸栄養だったお子さんでも胃が使えるようになったというケースもあるらしい。

●胃ろうオペが済んだあとに新たに噴門形成を追加する、ということも可能らしい。ただ、外科医にとってはオペの難易度があがるらしい。

●噴門形成は、外科医の“噴門の縛り具合”が重要になってくるオペとのこと。

●最初は噴門をキツめに縛って、あとから徐々に緩んでくる…らしい。キツめに縛られている最初の頃は、食道の通過が一時的に悪くなるため、経口摂取が出来ない期間があるとのこと。

●胃ろうや腸ろうが不要になれば、閉じて元に戻せるのに対し、噴門形成は基本もとに戻すオペをしていないときいた。(その代わり自然にゆるんでくる?)

●私が、「噴門形成をしないと、食道があれて、将来的に若年性食道がんなどになるか」と先生におききすると、「確かに成人以降、そういう問題が出てくることもあるが、今すぐ考えることでもない。」とのこと。

●実は、噴門形成には、ニッセン式とトゥーペ式、という2つの術式がある。トゥーペ式は、“食道の後ろを中心に約3分の2週だけ胃を巻き付ける”手術。ニッセンと比べると、“術後の飲み込みづらさ”が起こりにくいらしい。

外科の先生に、「トゥーペ式にしてもらえないのか」ときくと、「小児患者で噴門形成をする場合は、ほぼすべてニッセン式」といわれた。多分、トゥーペ式では、強い逆流を抑えきれない、ということだろうか。

ただ、大人の健常者の方で、「トゥーペ式」を受けられた方が、ブログなどでその所感を残されていて、ちょっと参考にさせてもらった。


●噴門形成を行うメリットはおそらく大きくいえば以下の3つだと私は考えた。

①逆流がなくなることにより、誤嚥性肺炎のリスクが減少する。
②酸性にさらされる食道の荒れ(痛み)がなくなる
③嘔吐がなくなることによる、吸引回数の減少と介護者側の負担減




腸瘻について 

腸ろうイメージ
↑何らかの理由で、胃からの注入が困難な場合に、十二指腸または空腸に穴をあけて、そこから栄養を注入する手術。オペ時間ききそびれてしまった。


●胃ろうよりもオペの過程で切ったり貼ったりが多く、合併症が多い…ともきく。

●トラブルが胃ろうよりも多いらしい。腸液が漏れたり、腸がねじれたり、胃ろうよりも深刻なトラブル。特に動く子にはトラブルが多いときく。

●ボタン型の腸ろうも存在しているので、これだと、うつ伏せも可能らしい。

●腸ろうと噴門形成という組み合わせをしている人は滅多にみかけない、といわれる。

●“胃ろう部分から、その先の十二指腸にまでチューブを入れるというオペ方法”“穴が一つで、胃にも腸にも注入できるオペ方法”が存在すると噂でおききする。

→「ぜひそれにして下さい!」と先生に言ってみたら、「結構トラブルが多いのでお薦めできません。」「抜けたとき、入れるのがかなり大変。」と難色を示される。

●私がお医者さんにきいてみたこと。「極端な話、腸ろうで歩行しているお子さんはいるのか。」「いるにはいます。でもあおいのような脳神経障害の子供と少し事情の違うお子さんですね。」



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こんな感じで情報を集めながら、迷いに迷い、結局、私たちは、“胃ろうオペのみを行う”という選択をしました。
長々した記事になってしまいましたが、さらに、

その4:なぜ胃ろうオペのみを選択したのか に続きます。




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原因不明の脳性麻痺の娘・あおいについて綴るブログです。喉頭気管分離オペ・胃ろうオペを受けています。

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