2017-05-12(Fri)

絵本とコミュニケーション

娘のあおいに、はじめて絵本を買ったのは、生後4か月のときでした。

生後3か月のときから、「視力に問題がある」「目が見えていない」「視神経が委縮しているかもしれない」といわれ、NICUの担当医だった先生に、「何かできることはないか」と伺ったところ、「赤や黄色など鮮やかな原色をみせれば、目の刺激になるかもしれない」、とお答えいただきました。


そうして、本屋に行き、“鮮やかな色”が載った本を探して、買ったのが、この絵本。


あかあかくろくろぶんぶんきいろ0511

↑左・「ぶんぶんきいろ いっしょにあそぼ」 柏原 晃夫 (著)学研プラス(出版)
右「あかあかくろくろ いっしょにあそぼ」 柏原 晃夫 (著)学研プラス(出版)



この絵本、裏側にこんな解説が載っています。


あかあかくろくろ裏面0511

↑“コントラストの強い色は赤ちゃんでも注目する”。先生が原色が目の刺激になるかも、と仰ったことに、なんとなく納得。



NICUを出て、専門病院に転院したあとも、こうした“はっきりした色の絵本”を毎日読み続けました。

最初は全く反応がありませんでしたが、視力うんぬんよりも、子供に向かって語りかけることが、すごく大きなコミュニケーションのように思われました。


それから、程なくして、なぜかあおいの視力は発達していきました。(同様に厳しいといわれていた嚥下障害は今も依然、絶望的なままで、不思議なものです。)


どこかに出かけることも少なく、兄弟もおらず……基本、家で過ごすことが多かったのですが、本だけは次々と買い足していきました。


本棚2歳6か月0511

↑2歳6か月のときのあおいの本棚
おもちゃも一緒に置いてしまって、ゴチャゴチャしています。




個人的に、私が、娘の本を選ぶポイントとしてみているのが、まず、ページのめくりやすさ。


できれば、娘にページをめくってもらいたい、と思ったものの、手指の動きにも発達の遅れ・障害がある娘には、“分厚い紙”の方がめくりやすいと感じました。

(分厚い紙でも、めくるページの部分を少しあけてあげるなど、こちらから補助をすることが多いです。)


ぼうしとったら0511

↑写真の絵本は、「ぼうしとったら」tupera tupera(著)学研プラス(出版)ちょっと分厚い紙、くらいですが、質感もほどよいツルツルでめくりやすいです。


本によって、ページの素材、光沢感、マットな質感…など色々で、まず、自分がめくりやすいか、本屋に行って買う前に試しています。


本選びポイントとして、次にみているのが、“1ページあたりに書いてある文字数の少なさ”。

あおいはまだ幼いですし、同じページに延々とストーリーがあるものは、話をきいている途中で集中力がもちませんし、絵と内容が一致しないまま、パラパラめくろうとします。

0歳児から読める絵本などは、かんたんな言葉だけが並んでいるものも多く、そういった本や、童話でも、かなりストーリーが簡潔になっていて文字数が少ないもの……を選んでいます。


いもとようこさん名作絵本シリーズ0511

↑写真の絵本はいもとようこさんの名作童話シリーズ。「あかずきん」「さんびきのこぶた」(岩崎書店・出版)。絵もかわいいし、ページは分厚いし、童話の割に、文字数がコンパクトにまとまっていて、重宝しています。




絵本を読む姿勢も様々。


座位の姿勢にして、こちらが黒子のように、読みながら後ろから手助けをしたり…

絵本読み姿勢座位0511


座位を保持できるようなものに座らせ、対面で読んだり…
(対面で読むと、目線の動きや、表情がよくわかります)

本読み座位保持0511


うつ伏せ姿勢で読んだり…

絵本うつ伏せ0511

色々試しています。




そして、訪問リハビリの先生も、あおいに本を読んでくださったりするのですが、コミュニケーションの取り方が、私と違っていて、驚きました。

私はいつも、“私”が本棚から数冊の本をとってきて、「ご本読む?」ときいて、読み始めていたのですが、

先生は、
まず、「ご本読む?」と本をめくる動作をあおいに見せ、(あおいが笑顔だったり、よさそうな表情であれば)「なんのご本にする?」と、本のタイトルを何度も繰り返していってみせたり、本棚にからとった本の表紙をみせて、「〇〇にする?」というように、話しかけていました。


あおいも、“自分の好きな本”に対しては、ニッコリ笑うなどしてみせ、そうした意思表示を引き出す、先生のコミュニケーションの取り方を、私も取り入れていきたいと思いました。


絵本…。最初は読んでも、本当に、全く反応がありませんでした。それでも、なんだか親子のスキンシップのような感じがして、読むのは、不思議と楽しいひとときでした。


これからも親子の読書の時間をとっていきたいと思っています。



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原因不明の脳性麻痺の娘・あおいについて綴るブログです。喉頭気管分離オペ・胃ろうオペを受けています。

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