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2017-08-28(Mon)

絵カードへの挑戦~その2~

先月から、絵カード(PECS)を使ったコミュニケーションにトライしてみたのですが(前記事)、いったんその試行錯誤をストップ。


取り組み方について迷うところもありつつ、とりあえず、正式な方法について学習しなおし、娘の体調が落ち着いてから、再度イチから挑戦してみることにしました。


有難いことに、ネットを通じて、娘のように肢体不自由で、手の機能に制限がある場合でも、取り組める工夫について知ることができる機会もあり、参考にさせていただいたのと、PECSについての本もようやく読むことができました。


自閉症児と絵カードでコミュニケーション 二瓶社0828

↑「自閉症児と絵カードでコミュニケーション」アンディ・ボンディ著/ロリ・フロスト 二瓶社 




今、段階としては、改めて1段階目(カードを出せば欲しいものが得られることがわかる)を終えて2段階目(離れた場所にいる相手にカードを渡せるようになる)に進もう…というところ……。


再度の試行錯誤の末、本に沿わずに進めてみようかという部分も出てきたのですが、とりあえず、今の取り組みについてまとめたいと思います。




【絵カードを掴みやすいようにする】

まず、前回からの反省として、“カードをより掴みやすいように”改良を加えました。


ミニカーのカード0828

↑100均の発泡スチロールの板をカッターで切って、切り口をガムテープでとめる。さらに取っ手を付けて、プラカードのようにしてみました。



カードの改造色々0824

↑このプラカードみたいなのを、何個かつくっておけば、前回つくったカードのどれでも、テープでピタッと貼りつけることができて便利☆



以前試したときもカードに手を伸ばしてくれてはいたのですが、これだとしっかり掴めるようになりました。




【好みのカード(強化子のカード)をもう1度よく考える】


前回は、日常で、本人が(実物で選ぶ頻度が高い)「好きなオモチャ」や「好きな絵本」のカードを使っていたのですが……


この“好みのカード”、「なんとなく好き」レベルではなく、「かなり好き」「欲がすごく強く出る」カードの方が認識を高めるということ、また「すぐに消費されてしまうもの」はカードとして使いやすいとあり、改めて最初に使うカードについて、考えてみることにしました。



経管栄養の娘にも「食べ物」のカードをつくって試してみたり、遊ぶ動作の1ターンが短く単純で“消費”の傾向が強い、と思われるオモチャを考えて、試してみたりしたのですが…あまりしっくり来ませんでした。


かき氷とミニカーのカード0828
↑試していたのは、“かき氷を一口ずつ”や、“ミニカーを対面で1回走らせるごとに”など。




結局、ピックアップすることになったのが、“テレビ”のカード。


あおいはテレビ(というよりも「おかあさんといっしょ」の録画番組とDVD)が大好きで、みているときはニコニコいつもご機嫌…。

テレビのカード0828

↑カードの画像は、「テレビ本体にする」「テレビ番組の出演者の画像にする」「(もしくはお気に入り)DVDのパッケージにする」など、どれが一番よいのか、とても迷ったのですが、リモコンにしてみました。




あおいは、番組の中でも好きでない場面(歌)があるようで、そのときには停止を要求して、近くにリモコンがあると、私の手をとってそれを触るような場面があり、「リモコン=テレビ」の意識が強いのかな…と思ったので……。


このカードを使って、以下の流れを繰り返しました。



①(最初は後ろにパパが補助してくれる状態で)あおいに「テレビのカード」を私に渡してもらうようにする。

②カードを渡せたら、「テレビ見たいの?テレビ」とワードを繰り返しながら、私がリモコンをみせながら、「おかあさんといっしょ」を再生する。

③5分くらい流したところで、わざと「おしまいにしよっか」といって、一度、停止ボタンを押して消してしまう。(うちのテレビの場合、初期画面になる感じなのですが…。)

④そこで、もう一度カードをとって渡してもらう。この動作を繰り返す。




※最初はともかく、慣れてきたら、“本人がカードを取る前に、テレビというワードを言ったりして誘導したりしないようにする”みたいです。このあたりも、以前試したときに出来ていませんでした…。



これまで試したどのカードよりも、反応がよさそうな感じがしたので、試しにカードを少し離れたところに置いても、いつもは安定しない座位の姿勢から、前に身体を出し、カードを自分で取りに行くような動作をはじめてしてくれて、なかなかよい反応のように思われました。


絵カードとあおい0828 - コピー

↑ちょっと無理やり写真を撮ってしまったのですが……こんな雰囲気。




また、予想外の反応も一つありました。



あおいのカード学習と関係ない場面で、私がニュースをみようとテレビをつけたときに、自分のみたい番組でないことに腹を立てたのか、グズって泣き出す場面がでてきました。


急いでカードを少し離れたところに置いてみると、(寝ころんだ状態からの背這いのようなもので)それを掴んで私の方を向いて、カードを差し出す動きをしました。


あおいは普段家では泣くことが少ない子なのですが、「自分のみたい番組をみせてほしくて泣いて要求する」という、子供らしい反応と捉えていいのでしょうか。





【第2段階に進むにあたって】


第2段階は、「離れている相手にカードを渡せるようになる」ということのようなのですが、あおいのように肢体不自由の子の場合、歩いたりできないので、代わりに「まず音のでるもので相手の注意を引く→絵カードで欲しいものを伝える」という流れに挑戦できるとのこと…!


正直、これは結構難易度が高いように思えました。


必要な医療ケアのため、常に誰か(主に母ですが)がすぐ傍についている状態が普通になってしまっていることもあり、娘が「離れたところにいる誰かをよぶ」というシチュエーションをつくることなんて考えもしなかった…。



音の出るもの…
あおいは、これまで楽器系のオモチャで上手く遊べたことがなく、ガラガラもあまり好きではなかったように思う…どちらかというと、「ボタンを押す動作」の方が慣れているかも…



そこで、こういうボタンで試してみようかな、と思ったのですが…
早押しアンサー0828

↑“早押しアンサー”のボタン (894円)



第1段階を試している中で、案外あおいがカードを遠く離れたところに置いても、今までみないような動きで取りに行こうとする反応をみせてくれたので、「なんだかこの動きが勿体ないかしら。」と迷いがでてきました…。


ただ、私があおいと離れても、カードを掴んだあとは、その場所から動かないので、“渡す”動作ができていません。(そのための人を呼ぶボタンなんですよね…。)



ボタンについて……リハビリの先生にも相談してみたのですが、ちょうどあおいが色々な動きをみせてくれているので、エイド(機器)に頼りすぎなくても今はよいのではないか……ということで、もう少し、娘がどのくらい、動き面でも発達をみせてくれるか、テレビを利用しつつ、見守っていけないかな、と思っています。




また、今たまたま体調がいいからだけなのかもしれませんが、あおいが身振り手振りによる動作を自然と出していく機会も多く見られるようになり、日常的なコミュニケーションをジェスチャーで、そして主に学習の側面の強い場面(絵本を選ぶ、オモチャを選ぶ/絵合わせのように一致したものを選ぶ?/モノや形を認識する?)を絵カードで、上手く利用していけないかというお話もありました。



絵カード…まだまだ試行錯誤が続きそうなのですが、可能性が広がるとすごく楽しそうなので、続けてトライしていきたいと思っています。



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コメント

絵カードへの挑戦~その2~

頑張って

ちー姉さんへ☆

ありがとうございます☆頑張ります!
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Author:マカロニ
原因不明の脳性麻痺の娘・あおいについて綴るブログです。喉頭気管分離オペ・胃ろうオペを受けています。

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